ぼくたちはいつもどこか遠くへ行きたいと思い、けれどもどうやって行けばいいのかわからない。浅暮三文はそんなぼくたちに、その場所への行き方を教えてくれる。それが『ダブ(エ)ストン街道』だ。その街道ではあらゆることが起こり、なによりその街道の向こうには、ぼくたちが知らない世界が広がっている。そして、その『ダブ(エ)ストン街道』に行くには、ただ1冊の本の頁をめくるだけでいいのである。