今、戦争を、いかに身近に考えられるかが問われている。 そんなときにおじいちゃんの戦死と向き合うことになった、中1の少女・春海の物語が出た。ある日、見知らぬ人からおじちゃんの英文の日記と手紙が送られてくる。 英語に弱い春海は英文に挑戦し、おじいちゃんの思いを受けとめるのだった。 熾烈きわまりない戦争の衝撃を、私たちはどこまで自分にふりかかるものとして受けとめられるだろうか。 これは読者が試される物語である。