本書は消費を人間の活動のただ中に置くことで、消費についてばかりでなく、社会的活動に新しい光を当てた画期的論文である。世界で最も影響力のある人類学者のこの論文を読んで以来、私の中で消費は勿論のこと経済人類学そのものが新しい姿をもって現れるようになった。