このサイトについて

帯文データベース

推薦者: 中上紀

春の潮騒、夏山の葉擦れ、秋の夜雨、冬の枯木灘。 熊野が、言葉を発している。黄泉の国であり、再生の地である熊野が産んだ俳人・堀本裕樹の三〇二句の「言霊」は、土くれから水平線の果てまでのすべての理が詰まった「曼陀羅」である。零れ落ちる宝石のように輪舞する、魂の故郷「熊野」。その愛しさと悲しさが、扉を開く者を包み込む。

ISBN: 9784864381093
帯文種別: 推薦文
ID:1211
← 同じ推薦者の前の帯文  |  同じ推薦者の次の帯文 →