私の句業四十一年間を総括し、来るべき還暦を予祝する儀式を行ったことになる。それらの句から、国内での激しい句作実験を経て、海外に出て「地球巡礼」を実践しながら、俳句創作を広め、自らも各国で国内的桎梏から自由になって句作を試み、新境地を開拓するという道筋が見えてくる。