あかねさんの句には随所に女性としてのこまやかで、やさしい心遣いが見られる。しかし、その心奥にはなかなか強いものがあり不可とすることには決して折れない心意気があるようだ。じっと何かに耐えるとき立心偏がゆがむのもそのためであろうかと思う。