これは満州国という巨大な虚構の誕生から崩壊までを一気呵成に描いた物語である。ロマンティスズムとリアル・ポリティクスの激突。その結果飛び散った破片の数々を掻き集めて木村直巳は疾走感溢れる本作品を構成した。