3・11の大災害は自然の猛威に、人災による放射能という目に見えない禍根を残したままである。くにさださんの詩集を読んでいる人たちはヒロシマの放射能の後遺症を想定し、尻に穴のない赤子や手指が五本以上あった赤子がフクシマに発症しないことを祈るであろう。このような不安を感じさせて「哭く花」は今もフクシマで、日本国中で咲いているのだ。