神蔵が、率直に、ストレートに、心情を吐露するこの写真集は、“私”を再生する、“生”の物語である。生きてゆくことは、なんと切ないことか。生みの苦しみの末、この世に生を受けた「たまきはる」。心に刻まれ心を揺さぶられる写真集である。