マックス・ウェーバーの中心問題は、何故われわれはわがヨーロッパにおいて資本主義をもつかといふことである。マルクスの唯物史観は資本主義の自己認識における第一歩であつたのであるが、これをマックス・ウェーバーは学問上の発見として驚嘆したし、また彼はこれから決定的に学んだのである。