人間の力を超えたオカルトを追う森さんの姿は、とてつもなく人間味に溢れていて、しかも「フェアでありたい」という思いが伝わってくるからか、読んでいるこちらも「頼む! 超能力、成功して!」と祈らずにはいられませんでした。青春小説のように、もしくは、ホームズの冒険のようにも読めて、とにかく面白いのです。