プーチンは、日増しに独裁傾向をあらわにしつつある。ロシアでは、なぜ、民主主義が開花しないのか。いや、ヨーロッパで生まれたような社会民主主義すらタブーなのか。この謎の解明に真っ向から挑んだ本書によって、我々は初めて知る。19世紀末~20世紀初めのロシアにおいて穏健社会主義の提唱者たちが、急進的ポピュリズムを説くレーニン、スターリンによって次から次へと圧殺されていった悲劇の歴史を。