安心できるお医者さんというのがいる。高校以来の友人の猪俣君はそういう精神科医である。こころの病を解明しようとする真摯さと、わからないことはわからないとする謙虚さを併せ持つ彼に対する私の信頼感は50年近く変わらない。 彼の生き方がまさに表れているこの本を自信を持っておすすめする。