圧倒的な恐怖を前にして人々は口をつぐむか囁きあうかしかなかった。恐ろしいのは「善良なふつうの市民」が全体主義体制に組みこまれていくプロセスだ。歴史学者ファイジズはそのからくりを見事に解きほぐしてみせた!