若いながら、こんなに素晴らしいがんの最期を自宅で迎えられた患者さんを見たことがない!私は、医師になって10年たった昭和22年から、がんの病名告知を受け入れる用意のある方には真実を告げ、尊厳死を迎えられるようにしながら看取ってきた。だが、若い人には難しいことが多い。残された日々を精力的にできる限りのことをされた、柳澤恵美さんの生き方と家族の方の在り方には、患者さんとして、医師として、家族として、多くのヒントがあると思う