日本にいたときは学校生活のつらさに顔をゆがめ、サボり気味だった子どもたちが、やがて楽しそうに登校する変貌ぶりに、だれもが驚きを覚えることだろう。本書は、教育について日本で当然視されている諸前提を心地よく揺さぶってくれる。