国家という生き物は、弱小国家であるほど覇権の内実が見える。ほとんど名も知らなかった国々が、「変人」「間違い」「虚言」「傀儡」などのせいで数奇な運命の末に滅びる。世界史の裏面があざやかに浮かび上がってくる