日ごろ「虫」をテーマにした詩や文章に注意している私は、朝日新聞日曜版に載った西沢さんの詩に衝撃を受け、以来日曜日が待ち遠しくなりました。虫を見つめる目と心が言葉と言葉の間にあたたかい空間をつくっていたからです。 (バターくさいけど大好きな)ルナールの詩よりもっと、日本人の虫好きの心に潜む思いがにじんでいます。