本書は非常に基礎的なことから話を始めて、何ら端折りをすることもなく、放射線防護の重要な知識を、広く深く説明している。本当の学問とはこういうものだ。チェルノブイリ後に日本政府の人間が本書を勉強しておけば、今回の事態は避けられたであろう。