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推薦者: 井上ひさし

大村彦次郎さんは、その時分、文士たちから、ときに「鬼の大村」とおそれられ、ときに「仏の大村」とも親しまれていた名編集者である。私にしても、いい小説をお見せしたときの、あの仏さまのような笑顔が拝みたい一心で書いていたものだった。しかし、その大村さんがこれほど筆の立つお方だったとは。文章はわかりやすい上に、常に気品を失わず、内容はおもしろい上に、深い。こうなれば「文の大村」、「中身の彦次郎」と形容を変えなければならない。

ISBN: B00FYEOYVS(*ASIN)
帯文種別: 推薦文
ID:339