横田純さんは、私の親しい友人であり、たった一人の弟子である。 頼りない私を師と仰ぎ最大限の敬意をはらってくださる彼女の純粋さを、またそこから生まれるそこはかとないユーモアを、読者はこの句集から感じとることであろう。ゆっくりとだが打ち込んできた俳句を、こうして一冊にまとめあげたことを泉下のご主人はきっと喜んでくださるだろう。