(蒸気機関車たち)という題名は大変好きである。何か人間的な響きを持っているので、私の最初の個展の時にこのタイトルを使っている。そんなわけで、(北辺の機関車たち)という本を知った時、何か親しみを感じた。この写真集は三人の大学生が撮ったものであるが、努力が美しく結晶している。彼らの息の合ったカメラワークも清々しい。