“この大発見はひとつの叙事詩である”ミゲルの生涯さえ髣髴とさせる無言の路傍の石碑に注目し、誰も予想だにしなかった史実をあぶりだしていく。大石一久氏の大発見は確かな慧眼と情熱に裏打ちされたものだが、その追跡ドラマはひとつの叙事詩でもある。