「底知れぬ不安」と「わき上がる命の力」の狭間で生きているすべてのクリエイターに捧げられた、ものづくりの哲学書。読み進めていくうちに、黒川雅之という人の遺言状のように見えてきた。急がねば! 黒川さんの命があるうちに、これを読み解かねば!死を思えば、生が愛おしい。汚れなきその創作意欲に、たくさんの勇気をもらった。