「いつか本当にやってくる事。確実に訪れることがわかっている恐怖。僕が一番恐れている事」――本当にその通りだと思った。私にとってもそれが何より恐ろしい事で、それはいつか本当にやってくる。読みながら、一人でおもいきり泣いた。涙と鼻水でぐちゃぐちゃにまるめられたティッシュでゴミ箱がいっぱいになった。2回目に読んだ時も、やっぱり泣いた。でも、読み終えた後は、あーったかい気持ちになる。