ジャーナリストである私があえてガンについての奇跡の本を書くのは何故か? それは父に起きた奇跡は、ほんとうは奇跡ではなく利に適った必然の結果ではないかと思うからです。今の日本の医療のあり方が父の回復を奇跡に見せてしまっているのだけなのではないかとの思いが消えないからなのです。