深みのある口跡と高座での端然とした姿勢は、上方落語の歴史と品格を伝えてくれた。芸に対する見識の深さから学兄と仰いでいる米朝師の、はじめての写真集をみてあらためて長いつき合いをつくづくと思いだし、感無量である。