「静謐なる南風」というような言葉がぼくの頭の中をかすめて通りすぎた。南島に息づいているこまやかな女性の感性がこの作品集のなかで確実に沢山の沖縄のざわめきをとらえ、沢山のことをつたえてくれている。そのことに私は感動した。