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推薦者: 三島由紀夫

『白蛾』の作者、森岡貞香さんは、ながい中国派遣から還られた御主人の急逝によって、それまで十年来いそしんで来た短歌の道を、自分の生きる道としてはっきりつかみ、それにすがって強く生きて来られた。われわれ文学を職業とするものは、文学が生の道標となる素朴な力を、ともすると見失いがちであるから、今、森岡さんの清冽な作品にふれて、改めてその力に目をみひらかされる思いがする。生のきびしい体験をとおして、作者の見た自然や子供の姿が、かえって溌剌とした生の呼吸をつたえて来るのは、この歌集をよむ人が必ず発見するおどろきであろう。

著者: 森岡貞香
帯文タイプ: 推薦文
推薦者分類: 文芸
採録日: (未設定)
確認方法: (未設定)
曖昧度: (未設定)
注記: (未設定)
ID: 1625