人は必ず死に至る。人はそれを知っていながら、なおより良く生きようとする。この哀しさと愛おしさは何か、を追求し続ける名著である。 今の日本には哲学を研究する哲学者は数多く居るが、真に哲学する哲学者は数少ない。医療、福祉の現場、そし地域社会に身を置き哲学してきた著者の過去、現在、未来が描かれている。 それらを通して我々に示唆するものは僥倖以外の何ものでもない。