詩の題材からも、詩人の日日の生活が知的で、関わる人たちに誠実であることが察せられる。このような生活態度は、一緒に生活する家族や友人に同じ立場を与える。だがお互いの思いが、すべてピッタリとはいかない。この微妙なズレが、“たくまざる笑い”を生む。