終戦時、私は二十一歳、詩人は十三歳。まさに少女時代は戦争中。どんなに不安の中にとざされていたか。よく理解できた。アカ紙、召集令状、竹槍などの用語は、この時代を理解するポイント。「戦争の始まり」という詩は、彼女の小四の時。少女のとまどいが、よく書けている。