私はいつも『エレキング』のどこかを開いて、頭に活気をつけてから、書く仕事にとりかかる。ことばに風が吹き込まれる。思考が軽やかになる。心が開かれる。薬箱をさげた天使であるおいさんの優しさに包まれて、『エレキング』は、いまの日本でいちばん感じのいい自由な世界を楽しんでいる。