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推薦者: 大江健三郎

僕は六〇年代後半から、七〇年代初めにかけてこの小説を書いた。現実に深くからみとられている僕が、あらためてこの時代を想像力的に生きなおす。それがすなわち小説を書くことなのであった。いまや「大洪水」が目前にせまっているという声は、一般的となっている。その時、想像力的に同時代を生きなおす、ということには現実的な意味があるであろう。

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帯文種別: (未設定)
ID:420