吹奏楽とは、自分が楽器と向き合い、他人と言葉以外のことで会話をし、力を合わせて創り上げ、そして、はかなく、美しく過ぎてしまう、一瞬の芸術なのだ。この本は、全力を出して音を創ることを目指していた僕らと同じように、愛情と賞賛をこめて作られている。